一般理系大学院生のブログ

気になったことの紹介や趣味であるエロゲの布教をしていきます。

エロゲ紹介その3:『はつゆきさくら』

先月は前々から欲しかったMaking Lovers、ヘンプリを買っていて、ヘンプリをまだ手をつけられていないのでお盆を機にプレイしたいです。ぬきたしが神ゲーだったので楽しみです。

 

今回紹介するのは『はつゆきさくら』です。『はつゆきさくら』はSAGA PLANETS(通称サガプラ)から2012年に発売されたゲーム作品です。

この作品は初サガプラ作品としてもお勧めできる作品です。また、DRACU-LIOTとのコラボである「はつドラ」も見れたらどこかで見てほしいです。梓と希のビジュアルが似てることをネタとして発展しています。(CV的にもう一組行けそうですね…)

 

あらすじ

プロローグパート

第一節

主人公の河野初雪は優等生が多つ集まる白咲高校の3年生。その中で彼は珍しい不良学生であった。そんな彼は今年始めて雪が降った12月、白いドレスを着た少女と出会い、その少女と共に彼女のウサギを探すこととなった。そんな不思議な体験をした次の日、昨夜出会った少女「玉樹桜」が転校してきた。

初雪に学校案内をしてもらった桜、

その中、彼女は「ゴーストチャイルド」と呼ばれる存在を探しに転校してきたことが分かった。

そして初雪はゴーストとかかわりがある用なのだが…

第二節以降

桜と出会って以降、卒業を認めてもらうため、進路指導委員の仕事を押し付けられることになった初雪は東雲希、あずま夜、シロクマらとであることとなる。それぞれの問題を解決しつつ、その仲を深めていくこととなった。

その後、クリスマスを経つつ、初雪たち進路指導委員の面々はゴースト捜しを行うこととなる。そして彼らは幽霊が出るという廃墟にはいることとなった。初雪と桜はゴーストに襲われるがウサギ(コノハサクヤ)に助けられることとなった。

 

みんなと別れた後、初雪は思い出す、二年前にコノハサクヤに唯一の家族を殺されたことを、そして自身が「ゴーストチャイルド」として誓った復讐を…

この後流れるOPの「Hesitation Snow」がとても好きです。特にサビの部分のアップテンポがテンションを上げてくれます。

ヒロイン紹介、各ルート

小坂井 綾(CV.佐本二厘

初雪がバイトしているカフェの店員、一つ上の先輩で主人公にも親しく接してくれます。一つ上だが今は浪人中です。

綾√は本編の時間軸ではなく過去の話となっています。そのため物語のプロローグにつながるため、最終的な着地点が分かっている中でどうやって今に至るのかがわかる√になります。

綾√では綾との出会い、初雪のゴーストの力の自覚、なぜ綾が浪人なのかがわかる√となっています。

この√は全体的にネタバレが多くなるのでこのくらいにします。

私はこの子を共通ルートで見たときはもっとクールな子だと思っていましたが、かなりはっきりと好意を向けてくる子だったためギャップでハートをやられましたね。見た目もかなり好みです。個別√が過去の話なのでラストが幸せにはならないこと、グランドルートでの役割など不憫なことが多い子なので、そんな子が好きな方にはおすすめです。

 

 

あずま 夜(CV.桐谷華)

生意気な後輩系ヒロインです。最初の出会いは初雪の行動によって最悪なものでしたが、√開始前の段階で信頼関係が築けていました。

あずま√では、あずまが過去と向き合い、解決していく話となっています。あずまには過去に相手選手を呪ったという悪いうわさが立っており、そのせいでアイススケートの選手として復帰できていませんでした。

√冒頭でその相手選手の妹に自信を否定されたあずまは意図的に過去の自分をゴーストとして呼び寄せており、町に復讐しようとしてしまいます。

初雪はゴーストチャイルドの力と説得であずまを止めることができ、なんやかんやで二人は付き合うこととなります。

あずまは家族への恩返しのため、大会に出場することになりました。しかし、あずまの復帰をよく思わない誰かが噂を立てる、家族に危害を加えるなどの妨害をしてきました。

あずまは多くの邪魔をされ、最終的に本当に人を呪いかけてしまいますが、初雪の助けもあって無事に大会に出場しアイススケートをやり遂げることができました。

 

このルートでは初雪がゴーストチャイルドとしてゴーストにとり憑かれたあずまを救う話となっています。

私はキャラクターとしてはこの生意気な後輩であるあずまが好きです。最初は好感度が低いためにツンツンしていることが多いですが、付き合ってからは名前で呼び合ったり一緒にデートしたりとデレデレになります(こういうのでいいんだよこういうので)。√としてもあずまの過去からの卒業が描かれており、重すぎず軽すぎずで見ることができてよいと思います。

ロクマ(CV. 涼屋スイ)

初雪がバイトしている先に居候している女の子。

個別ルートでは初雪が通っている学校を受験するところから始まります。シロクマの受験勉強に付き合ったり、慰めたりしているうちに次第にシロクマは初雪に惹かれていくことになるが受験が終わったころ、初雪は姿を消してしまいました。

それから2年ほど経ち、シロクマはかつて初雪の住んでいた廃墟に入ることとなります。そこには初雪がいましたが、かつての姿ではなく、完全にゴーストとなっていました。

初雪は復讐を成し遂げようとしましたが、最後はゴーストチャイルドではなく人としてその命を終わらせました。

 

この√は初雪が完全にゴーストチャイルドになってしまった√です。成長したシロクマのビジュアルがとても私の好みです(この姿で最初から出てきて欲しかった)。

また、シロクマの祖父が復讐の相手であること、かつて何か事件があったことがここで明言されます。

感想ですが、この√は少し残念に思っていて、シロクマの存在感がなさすぎることがただただ物語の設定の深堀のために√が存在している感を強く出しているのでそれを何とかしてほしいなと感じました。

・東雲 希(CV.杏子御津

初雪の後輩でありちょっとアホな女の子、最初はちょっと抜けた女の子でしたが途中で口調を初雪に寄せたことによっておかしな子にジョブチェンジしてました。

希√は希の打ち出した卒業を応援する活動であるホワイトグラデュエーションの活動の中で初雪と希が恋人になる話です。

進路指導委員として活動に励む面々、そんな中ファントムと自信を名乗る存在による問題行動が発生します。それは二人が恋人となりイチャイチャしている間にも何度も発生することになります。

最期にはファントムの事件を成長した希が解決し、無事に卒業式が行われるところで話が終わります。

エピローグでは2年後の成長した希が見られます。この最後は結局初雪が生きているのか曖昧な結果となっていますが、本作の中でもかなりハッピーエンドな方だと思います。

この√では初雪が希のために河野初雪として最後の戦いに臨むこととなります。ピンチの希のために駆けつける初雪、そして挿入歌がカッコいい!!

また希は素直な子犬系後輩がすごくイチャイチャしてきます。しかも頭が割とピンクです。ロリ巨乳ヒロイン及び年下系素直なヒロインが好きならきっと好きになるでしょう。

√のシナリオ自体も中盤のイチャイチャパートを除き一直線に物語が進行していくので読みやすく、最後には希の成長とエンディングに感動すると思います。

 

玉樹桜

本作のグランドヒロインです。とても明るい女の子で初雪には初めから好意をもって接してく来ます。また持ちネタの「バニー!」をよく見せてきます。がんも大好き。

ルートの前半は主人公と今までのようなコントをしつつも中を深めることになります。特にバレンタインのところはとても甘いシーンとなっているため大好きです。

中盤ではゴーストチャイルドにとらわれてしまった初雪を救い、その後桜と初雪が一緒に暮らすこととなりイチャイチャするパートです、最後にはコノハサクヤに「バニッシュ」されてしまいます。(ネタバレ防止のため理由は省きます)

終盤では彼女本人は出てきませんがグランドルートらしく今までのヒロインたちの協力によって初雪の因縁である「ゴースト」と正しく向き合い、決着することとなります。

このルートでは玉樹桜を通して主人公が「人間」として冬を超え、本当の意味で「卒業 」することが主題となっています。また、これまでのルートでは初雪がヒロインを助けるのに対して、グランドルートでは初雪がヒロインたちによって助けられる形となっています。初雪は一人では飲み込まれてしまうようなゴーストの呪いを、これまで接してきた人との関わりで乗り越え、春を迎えることができたのです。このルートはグランドルートらしく読了感があります。

桜がいなくなってしまうところは悲しかったです、桜には幸せに初雪と生きていて欲しかった…。また、今までの初雪の最期や桜の境遇もあって最後の桜の独白は最高に感動するのでぜひとも桜のルートまでやってみてください。(分岐でBADエンドがあります)

 

 

おすすめ攻略順

本作はチャプター数が書いてあるため、チャプター順にやっていくといいと思います。その時の順番としては

               綾→夜→シロクマ→希→桜

となります。

 

まとめ

この作品はサガプラの中でもかなり人気の高い作品です。サガプラはよくエロゲ初心者にオススメされがちですが時々何とも言えない作品があります。しかしはつゆきさくら

は「卒業」という主題のもと各ヒロインの可愛さがたっており、シナリオも最初から見るとグランドで感動する話になっているので初心者にオススメできる作品となっています。

この作品はシナリオがいいキャラゲーくらいの立ち位置なので、キャラゲーをやってみたいって人にもオススメとなっています。

フルプライスなので少し高いですがFDなどもないのでぜひとも買ってみてください。