エロゲ紹介その５：月に寄り添う乙女の作法（つり乙）

早速更新ペースが遅れてきました。

Fanzaの夏セールが終わってしまいましたが、秋セールがもうすぐ来ると思うのでそこで買いたいものがあれば買ってしまいましょう。（買ったゲームが３日後にセールになった経験あり）

今回紹介するゲームは「月に寄り添う乙女の作法」、通称「つり乙」です。こちらはNavelから発売されたゲームで、ファンディスクや２、２のファンディスクもあります。

あらすじ

大財閥である大蔵家の妾の子として生まれ、ほとんど使用人のような扱いで生活する主人公の大蔵遊星は小さなころのジャン・P・スタンレーとの出会いから服飾、特にデザインに憧れを持つことになる。しかし、同じくデザインの道を歩み成功している兄の大蔵衣遠にはデザインの才能がないと烙印を押されてしまう。

それから月日がたち、腹違いの妹である大蔵りそなの使用人になっていた遊星はりそなからジャンが新しく作った服飾学校であるフィリア女学院の話を聞くことになる。どうしてもフィリア女学院でデザインを学びたいと願った遊星にりそなからある提案がされる。それは自身が性別と名前を偽り、「小倉朝日」としてりそなの友人の桜小路ルナの従者として学校に通うというものだった。

果たして遊星は正体がばれることなく学園生活を送ることができるだろうか。

ヒロイン紹介

桜小路ルナ

朝日の主人です。とても日光に弱く、日の光を浴びることができないため朝日のサポートを借りながら学院に通うことになります。普段は偉そうな態度で接しますがとてもやさしい人です（ありがとうございますお優しいルナ様）。デザインの才能にあふれていて、大蔵衣遠などにもその才能が認められています。

ルナ様√は共通からとても良いです。共通√では朝日とルナ様の主従関係が強くなっていく様子が書かれています。ありがとうございますお優しいルナ様。

ルナ様√ではルナ様が人を信じられなくなった原因から始まり、朝日との仲が一層深まります。

その後、パリコレのような学校行事（フィリコレ）にみんなで出ることになり、服の制作をすることとなります。朝日はパターンの作成をしており、着実に進んでいました。

そんな中、衣遠兄様に朝日の正体がばれてしまい作成した服も衣遠兄様が先に表に自分の作品と出してしまったことで絶体絶命のピンチになってしまいますが遊星の思いと頑張りによって無事にルナ様の衣装が作られ、フィリコレで最優秀賞を取ることになりました。（ここのドレスを着たルナ様が大変お美しいので必見です。ここの演出も今までのルナ様と朝日の思い出が詰まっていて、ここまで見てきた内容がフラッシュバックして涙が出てきました。）

その後、遊星のパターンの才能を衣遠兄さまが認めたことで二人は正式に結ばれ、「ルナ様と朝日」、「ルナ様と遊星」の二つの関係を続けることとなります。（これまでの境遇も考えるとマジで二人とも幸せになってほしい）

ルナ様√はルナ様の魅力が詰まった√になっています。ルナ様のドSなところ、弱みを受け入れてくれた朝日への信頼関係と恋、「遊星より朝日の方が好きなんじゃね？」と思うような朝日への愛が詰まっています。

遊星とルナ様がお互いのこと好きすぎるのがとてもいい！！（語彙力死亡）

最悪ルナ様√だけでもプレイしてほしいです。

フルボイスEditionなら朝日のボイスがついていることに加え、ルナ様のアフターも見れるのでぜひ。

柳ケ瀬湊

幼馴染枠で、最初から遊星のことが好きな女の子。基本お嬢様の学院の中で珍しい成金の類で入学することになりました。

この子の√は唯一服飾と衣遠兄様が絡んでこない話となっています。話としては湊へのイジメが肥大化しすぎてしまい融資を断られるなどした結果、湊の父の会社が倒産してしまうという本人的には笑えない状態になります。その後湊は地元へ帰ることとなり、湊のために遊星は湊についていくことになります。その後なんやかんやあってメイド喫茶で働くことになって（なぜかまた朝日の姿で、しかも店長）生活の基盤ができておしまいといった話でした。

ちょっとご都合感がありますが、湊が好きなら「幸せそうなのでOKです」って感想になると思います。

ユルシュール＝フルール＝ジャンメール

スイスから学院に通うためにやってきたルナ様の友達です。愛称はユーシェです。スイスでは有名な家系の子ですが、ルナ様からおかしな日本語を教えられてからかわれることが多く、時々変な日本語を話します。

√ではユーシェに女装バレするところから始まります。この√ではルナ様に対するデザインの才能に関するコンプレックスを克服する√となっています。

二人で作った衣装をフィリコレで出し、衣遠兄様に認めてもらう流れはルナ様√と変わりませんが、こちらはルナ様√ほど衣遠兄様の圧力がかかっているわけではないため、二人で困難を乗り越えるとても王道な話となっています。

ルナ様√が圧倒的に面白いので隠れがちですが、この√も見ててスッキリするのでお勧めできます。

花之宮瑞穂

花之宮家のお嬢様でルナ様の友達。朝日のことも友達だと思っていて積極的に友達らしいことをしようと迫って来る天然なところがある。極度の男嫌いである。

すまぬ、このルートだけ未履修です。好きな人ほんとにすみません。ルナ様√やっててちょっと受け付けなくなってしまったんです。

感想

共通√は衣遠兄様というラスボスに畏怖しながらもルナ様が朝日やユーシェをからかう様子を見たり朝日とルナ様の絆が強まっていく様子をみてニヤニヤしてました。時々でてくるりそなとの絡みや全体的な掛け合いも個人的には面白かったです。

私は最初にルナ様√をプレイしたのですが、できれば最後にした方がいいと思います。なぜならルナ様が魅力的すぎることと、衣遠兄様の妨害のガチ度が違いすぎるからです。この作品の話の面白さは壁となる衣遠兄様によるものも大きく、この√では兄様が全力でルナ様や朝日を潰そうとしてくるのでそれを乗り越えたときの感動やスカッと感が大きいのです。

そのため、プレイ順としては２番目にユーシェ、最後にルナ様の√をプレイすることで中だるみを抑えつつ完走できると思います。

最期になりますが、この作品は共通√の掛け合いとお優しいルナ様の√がとても面白い作品です。あと番外編の衣遠兄様の華麗なる一日もぶっ飛んだ内容で面白いのでぜひ買ってみてください。