一般理系大学院生のブログ

気になったことの紹介や趣味であるエロゲの布教をしていきます。

エロゲ紹介その21:「乙女理論とその周辺-Ecole de Paris-」(衣遠兄様が好きになる作品)

今回は「乙女理論とその周辺」について紹介していきたいと思います。

乙女理論とその周辺」は「月に寄り添う乙女の作法」のFD(IF√)となっています。

あらすじ

 (つり乙バッドエンドから今作は派生してます)女装がバレ、フィリア女学院に通えなくなり衣遠兄様に管理される生活に戻ってしまった遊星。そんな中、妹のりそなは兄のため、フィリア女学院パリ校への入学を決意した。遊星は再びりそなの従者「小倉朝日」としてフィリア女学院へ通うこととなるのだった。

 また、裏で大蔵家の跡取り問題に遊星が大きな役割を担うこととなる。大蔵家のお家問題に巻き込まれた遊星はどうなるのか

ヒロイン紹介

大蔵里想奈(りそな)(CV:咲野かなで)

 大蔵遊星の血のつながった妹です。父親は同じですがりそなは純粋な大蔵の子であるのに対し、遊星は愛人との子であるため遊星は召使いのような扱いを受けていました。

 りそなは遊星LOVEで、すごく甘えようとします。上の兄(衣遠兄様)のことは畏怖する存在のようです。

 物語の最初は引きこもりからスタートしているので遊星がいなければ折れてしまうくらい弱弱しいメンタルでしたが、次第に強くなっていきりそなの√では遊星と一緒に衣遠兄様に立ち向かっていました。

 

√の話になりますが、りそなの√は一番よかったです。つり乙と同じようにフィリコレで作品を見せるところが最後の締めでしたが、りそなが成長して人の悪意というものに自力で勝ち、華々しい姿を見せていたところがすごくよかったです。

 また、絶望的な状況でルナ様たちが助けに来てくれたところは勝ち確キターって感じでした。やはりルナ様が遊星の勝利の女神様なんだなって…

  ありがとうございます、お優しいルナ様

 

メリル・リンチ(CV:春野かがり)

 エッテの従者として学園に通う女の子です。もともと小さな修道院で過ごしており、エッテとはそこで過ごした仲です。デザインの才能があり(ルナ様並)、エッテがデザインの勉強をメリルにさせたいと考えたために入学しています。その出自からプランケット家の人からは良い扱いを受けておらず、家の中にも入れてもらえないような状態です。遊星とは同じ寮で暮らしており、最初から穏やかな様子で接してくれます(当然小倉朝日になってます。)

 そしてメリルは遊星と接していくうちにすごく仲が良くなり、何なら依存しているような関係となっています。

 √ではメリルの親に重大な秘密があることからメリルが学院を退学+修道女監禁の事態となってしまいます。 

 メリルは遊星のことを完全に女の子だと思っていましたがこの監禁生活の中で正体を知ります。そこで出たセリフが爆弾発言でしたね…(やはりデザインの天才は同性愛者が多いのかしら、いいですね)

 

ブリュエット・ニコレット・プランケット(エッテ)(CV:戸世高梨衣奈)

 フランスでは名の通ったブランケット家の娘です。その権力のおかげなところもありますが本人の明るく人を引き付ける性格からクラスの中でも委員長のようなまとめ役をやっていました。また、メリルのことが(いろいろな意味で)好きなのでメリルに告白したりもしていました。

 本人の√に関しては「…ナニコレ?」という感想でした。一応メインヒロインのはずなのに複数あるバッドエンドやビターエンドとほぼ癪が変わらないという扱いの悪さです。エッテが好きなら「乙女理論とその周辺」のFDである「乙女理論とその後の周辺」でアナザー√という名の作り直しがあるのでそちらを買いましょう。(実質アンソニー√)

 

ディートリンデ・ツヴァイゲルト(CV:木立さやか)

ヒロインではないですが紹介します。りそなのクラスメートでドイツ出身の留学生です。元ドイツ海軍の祖父に育てられたこともあり、本人は軍人に強い憧れがあります。

祖父の影響を強く受けていて、大戦の勝利国を毛嫌いしています。一方で同盟国だった日本には強く興味を示していて、朝日(遊星)のことをナデシコと呼んで好意的に接してくれます。従者のヴァリーとの関係は傍から見るとマズいですがしっかりとお互いを信頼している感じでとても良いと思いました。

服飾関係はからっきしですが本人なりに勉強しており、少しずつできるようになっています。

一応メイン以外の√の一つにこの子とくっつくエンドがあります。(どうして個別√を短くてもいいから作ってくれなかったんだ!!)

泣いてるのがディートリンデで抱きしめてるのがヴァリーです

感想

 今作で一番よかったのはやはり衣遠兄様の掘り下げがされたところです。つり乙ではルナ様√くらいでしか衣遠兄様が強く敵対はしてきませんが今回は後継者問題が大きくかかわることからりそなと遊星に圧力をかけてきます。その際に明かされた衣遠兄様の大きな爆弾や遊星の母親への思いなどから衣遠兄様が好きになってきます(本人はジャンほどの才能はないのに努力で補ったり、とんかつとかの味が濃いモノが好きなのに高級料理の薄味が分かるように努力したりしてる姿がかわいいです)。

 最後にりそなと遊星に協力してくれた時は最後のあれが完全に消化試合感がありましたね、頼りになりすぎる…。(りそな√は実質衣遠兄様√だと思ってます。)

        このエンド好き

 

最後に

 このゲームは「つり乙」を先にやってからプレイすることをお勧めします。また、全年齢版があるのでR18だからできないよって子もできます。

 エッテの√が残念なこととディートリンデ√がないことが不満でしたが他は良かったのでぜひ買ってみてください(できればFull voiceエディションを買ってください、初回盤は朝日(遊星)の声が入ってない+とところどころ音が飛んでおり、今はもうパッチが配布されてないため)。

 

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